アイコン 記憶の中の色 アイコン


記憶には、感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3種類があります。

感覚記憶とは、感覚器官で瞬間的に保持された
意識に上がらない記憶のこと。
主に見たり聞いたり触ったりした事ですね。
1秒の数分の1から数秒の間は反芻することができますが
記憶しよう!と意識しなければすぐに消えてしまう記憶です。

短期記憶とは覚えようと意識した内容のうち
それでも数十秒とかで消えてしまう記憶のこと。
例えば、電話番号や住所を聞いて覚えようとしたけど
何分もしないうちに忘れちゃった!と言う様な物が短期記憶です。

最後に長期記憶。
これは忘れない限り死ぬまで残る記憶です。

忘れない限り残るって当たり前ですよね(汗

長期記憶の忘却についてはまだしっかりと解明されていないみたいで
新しい記憶に上書きされてしまう説
(容量に限界があるってことでしょうか?)
他の記憶と干渉して忘れる説
(混乱するってことなんでしょうか?)
なんかがあります。

他には記憶はちゃんと残っているのだけど
上手に情報を脳から引き出せないだけ、という説も。
私が良く言う「頭の中の引出が整理できてない」と言うヤツですね。

さて、リンゴを描いてください。って言われたら
何色で描きますか?(塗りますか?)
大抵の日本人は赤色で描くと思います。

この、リンゴ=赤 と言うのは長期記憶ですね。
1分経ったら忘れたりしませんよね。
こういう記憶された色を記憶色といいます。そのままですね。

記憶色は実際の色より高明度、高彩度であることが多く、
また純度が高い色で記憶されていることが多いのが特徴です。
先程の例で言えば、リンゴと言えば赤で描きますが
実際のリンゴって色鉛筆やクレヨンの赤より
もっと暗かったり朱色っぽかったりします。

記憶色に邪魔されて実際の色を思い出せないよ。
と言う人はYahoo先生やGoogle先生に聞くと
いっぱいリンゴの写真を見せて教えてくれます
Yahoo先生もGoogle先生もはホントに物知りです。
でも時々ウソつくから要注意です。

リンゴの写真も記憶色みたいな真っ赤な物から
リアルな物まで色々見せてくれます。

桜はかなり白に近い淡いピンクですが
桜の絵を描いてください。と言ったら
たいていの人は迷わずピンク色を使うと思います。

他にも、男性より女性の方が色の記憶が正確だとか
寒色より暖色の方が正しく記憶されるとかいろんな実験結果があります。

元来、木の実の「赤」は熟成度の目安ですから
赤いかどうか=熟しているかどうかが
生きていく上で大切だったんでしょうね。

思い出は美化されるってよく言いますが
色も記憶の中では美化されるようです(笑