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補色残像現象とは、ある色をじっと見つめた後に
その色の補色をした残像が浮かび上がってくると言う現象です。
補色とは混色すると無彩色になる関係にある色のことです。
大抵は色相環で反対側にある色と思っておけばOKです。
補色残像現象で浮かび上がる色を特に心理補色と読んで
区別したりします。


マンセル色相環

[マンセル色相環 Wikipediaより拝借]


補色残像現象は、ゲーテがカフェで赤いドレスを着た
綺麗な女性に見とれていたそうなのですが、
その女性が立ち去った後にその女性と全く同じシルエットの
青緑色のドレスを着た女性が見えた。
と言う経験から発見されたと言われています。

どんだけガン見してたのよ(−−;
って感じですよね(苦笑

では補色残像現象を試してみましょう
例によって例の如く、PCのモニターでは
うまく見えない可能性がありますが
そんな時は白い紙に赤い丸を描いた物で試して見てください。

1.下に書かれた赤い四角をじっと見つめます。ゆっくり30数えましょう。
  ドライアイの人は無理せずできる範囲で。。。
2.30数えたら右の黒い点に視線を動かします。

補色残像


青緑の四角が見えましたか?
補色残像が見えない人もいますので見えなくてもご心配なく。
別に視覚障害とかではありません。そう言う体質です。

補色残像が見えた方は、視線を動かすと
残像も一緒に動くのを確認できたと思います。
つまり、補色残像現象とは脳ではなく眼で起きている現象なのですね。

補色残像が見えるメカニズムはまだ完全には解明されて
いないのですが、恐らく次のようなことが起きているのだろうと
言われています。

少々話が難しくなりますので興味のない方は読み飛ばしちゃってください。

眼の網膜には3種類の錐体細胞という色を認識するための
細胞があります。この3種類の錐体細胞はそれぞれ
長波長(赤)、中波長(緑)、短波長(青)に
最も反応するタンパク質を含んでいます。

これらの錐体細胞が可視光線を吸収する割合で色の感覚が生まれ
色が認識されます。全ての光を同等の割合で吸収すると
「白」と認識されます。

赤い四角を見続けると長波長を感じる錐体細胞が疲労し
長波長に対する感度が低くなっていきます。
すると中波長、短波長を感じる錐体細胞の感度が
相対的に高い状態になります。

その状態で全ての波長が同等である白を見ると
長波長を感じる力が弱まっているので
青緑が浮かび上がる。と言われています。

このことから若い人は眼が疲れにくくまた疲労回復力があるので
補色残像が見えにくい、見えても直ぐに消えてしまうと言う説もありますが
先に書いた通りメカニズムはまだ完全に解明されていないので絶対ではないです。

でも補色残像が見えにくかったら
私若いんだわ♪とウキウキするのはアリだと思います(笑

こんな補色残像現象を使ったワークもあるのが色育(いろいく)講座
補色残像を見るワークは集中力を身につけることに繋がります。
他にも楽しいワークが中心の講座ですよ。