アイコン 本物の精油とは アイコン


では、本物の精油とはどうやって見分ければ良いのでしょう?
一般的に言われる本物の精油の定義としては

・天然成分100%で希釈されていない
・人工的に精製されていない
・原料の原産国・学名が表記されている
・製造元・輸入元・販売元が表記されている
・抽出部位・方法が表記されている
・ロット番号・使用期限が表記されている
・遮光のドロッパー瓶(1滴ずつ出てくる)に入っている

と言ったことを言っていますが、はっきり言ってこれだけでは足りません。
正確には、香りを楽しむだけであれば上記の様な条件を満たしていれば
よっぽど問題は無いと思います。

ですが、アロマテラピー=植物療法=代替医療として考える場合
もっと厳しい条件をクリアした精油ではなくては使えないと私は考えます。

■水蒸気蒸留法or圧搾法で抽出されていること。
■医薬品レベルの品質基準をクリアしたことを保証する
   E.O.B.B.D.(R)の保証ラベルが付いていること。
■ロット毎の分析表が公開されていること。
■ロット毎に残留農薬の検査が行われていること。

水蒸気蒸留法については精油の抽出方法を参照していただくとして
それ以外の項目について説明しますね。

E.O.B.B.D.保証ラベル ■品質保証ラベルE.O.B.B.D.(R)とは?
 E.O.B.B.D.保証ラベル E.O.B.B.D.(R)は
 Essential Oils Botanically and Biochemically Defined
 の略で、植物学的・天然物科学的に同定された
 精油(エッセンシャルオイル)という意味です。
 これにより品質を保証された精油の瓶・外箱には
 メディカルユースに必要不可欠な 5つの表示項目が記載され、
 内容物を正確に同定することが義務づけられています。

 この保証ラベルを得る為に実施される分析システム及び品質管理は
 2000年に国際規格ISO9002を取得し、
 ロゴデザインと名称は国際商標登録されています。

 メディカルユースに必要不可欠な5つの表示項目は以下の通りです。

 ・国際植物命名規則に則った二名法による植物学名の表示
 ・原料植物の産地の表示
 ・原料植物の生育条件と残留農薬検査合格“Pesticide Free”の表示
 ・原料植物の蒸留される部位とその生育段階の表示
 ・精油の作用特性を形成する主な天然特性成分とその含有率の表示

 これまたわかりにくいと思うので1つずつ解説しますね。

 ・国際植物命名規則に則った二名法による植物学名の表示
  二名法とはラテン語を用いて属名(頭文字は大文字)+種小名(小文字)
  で表す命名法です。
  例えば、一口にユーカリと言っても600以上の種があります。

  その中でアロマテラピーに使われる種はごく限られた種ですが
  代表的なユーカリ・グロブルス、ユーカリ・ラジアタ、
  ユーカリ・シトリオドラだけを見ても
  香り、成分構成が異なり作用特性も異なります。
  その為正確な名称、国際的に統一された名称が必要になるわけです。

 ・原料植物の産地の表示
  学名が同じであっても産地によって成分が異なる場合があります。
  これをケモタイプと言います。
  成分が異なると言うことは作用特性も異なります。

 ・原料植物の生育条件と残留農薬検査合格“Pesticide Free”の表示
  この項目は抽出に用いられた植物の生育条件です。

* 野生
(Sauvage)
全く人の手がかかっていない自生植物
* 準野生
(Semi sauvage)
野生株を農園に移植して育成したもの
* オーガニック栽培
(Culture biologique)
2〜3年以上無農薬・無化学肥料で経過した土壌で
無農薬(使用が認められている天然農薬もある) 及び
無化学肥料で栽培されたもの。
* 合理的栽培
(Culture raisonnee)
化学合成農薬と化学肥料の使用を極力控えたもの
* 栽培
(Culture)
通常の栽培


  オーガニック栽培や合理的栽培は公的認証を取得している物ですが
  認証を取得するまでは無農薬でも認証取得後は農薬を使っていたり
  経済的理由から認証を取得していないがオーガニック栽培の農園もあり
  参考程度にしかなりません。
  (公的認証を得るには多額の費用を要します)

 ・原料植物の蒸留される部位とその生育段階の表示
  蒸留される植物が同じ全草でも採取した時の生育段階が
  開花時か結実時かでも成分構成が異なります。
  ディル(Anethum graveolens)の場合、
  抽出部位が「種子付き全草」なら肝毒性を有しますが
  「花と実を付けた時期の全草」なら逆に肝臓の働きを良くします。

  また、同じ植物でも抽出部位によって香りも成分も異なります。
  例えば、オレンジは抽出部位によって以下のように分けられています。
  花から抽出した精油→ネロリ、
  葉から抽出した精油→ビターオレンジ・リーブス
  実から抽出した精油→ビター・オレンジ

 ・精油の作用特性を形成する主な天然特性成分とその含有率の表示
  工業製品としての精油(例:芳香剤や柔軟剤、食品に使用される物)は
  全ての製品が同一の香りになるように成分が調整されていますが
  本物の精油は同じ植物、産地、採取時期でもロットが変わっただけで
  成分や組成が大きく異なる場合があります。
  
  ところで、含有率の高い成分が精油の作用特性を
  形成している成分とは限りません。
  含有率が低くても高い作用を示す成分もあります。

■ロット毎の分析表
 ↑の通りロットが変われば成分も変わる為ロット毎の分析表が
 重要になります。

■ロット毎の残留農薬検査
 これを牛肉で例えるなら全頭検査か否か、と言うことです。
 BSEについて全頭検査を行っている企業の牛肉と
 無作為に選んだ数頭についてのみ検査している企業の牛肉。
 どちらの方がより安全か言うまでもないと思います。

 この検査はヨーロッパ薬局方5局(第5版)で定められた
 規格に則って行われていること。
 ↑のオーガニックの話でも書いたとおり認定を受けているからと言って
 今も無農薬で栽培されているとは限りませんし、認定農薬もあります。
 (認定農薬は使用してもオーガニック認定を受けられる農薬です)
 
 極端なことを言えば、原料を採った農園が無農薬でも
 隣の畑では農薬を使っているかも知れません。
 農園が無農薬だから農薬検査をしないと言うのは間違いです。

 ちなみに、ヨーロッパ薬局方とはヨーロッパだけなく世界的に権威のある
 医薬品品質の公定企画書で、医薬品・生薬の記載の他にも
 医薬品の品質を試験する方法や純度の基準などが記載されています。

さて、相当長くなってしまったのですがあとちょっとだけ。
私がお勧めする精油はパナセア・ファルマの精油です。
パナセア・ファルマの精油は上記の条件を全て満たしているのはもちろん
更に以下の特徴があります。

・医薬品製造・品質基準GMP認証のボトリングシステムと
 ISO企画に則った分析方法、ラベリング、包装
 GMP(Good Manufacturing Practice)とは品質の良い優れた製品を
 製造する為の要件をまとめたものです。

・「nez(鼻)」の称号を持つ芳香鑑定士による官能試験
 香りを楽しむだけがアロマテラピーではありませんが
 でも香りが心や感情に良い作用を及ぼし精神面のトラブル解消に
 役立つことも知られています。
 その為質の良い香りであることも精油の品質を評価する
 大きな要因の1つです。